第101話恥ずかしい

「いま自分で不正を認めたな!連れて行け。それと覚えておけ、罰は軽くは済まん。二千万ドルのことは忘れろ。お前をどうするかは、あとでゆっくり考えてやる」

ジェームズはせせら笑い、駆けつけたスタッフたちに向かって言い放った。

その中には大会の責任者もいた。

彼はチャールズを除けば、八番が実はダニエルであることを知っている唯一の人間だった。

責任者は用心深くダニエルを一瞥する。

ダニエルは何も言わない。

だが、その目は警告だった。

責任者は頭が切れる。

理解したのだ。

ダニエルの正体を露わにするわけにはいかない。

しかしダニエルが明らかに七番を庇っている以上、ジェームズの命令どおり...

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